今回は毎月の投資計画の第1弾として、企業型DCについて真面目な記事を書きます。
僕の就職先には企業型確定拠出年金制度(企業型DC)があるので、フル活用する予定です。
研修で正式な説明を受けるまで断定は出来ませんが、会社側が毎月27500円を拠出し、従業員はそれに上乗せする形で毎月0~27500円を拠出するシステム(いわゆるマッチング拠出)だと思われます。
これが退職金代わりになる訳ですが、リタイア志望者にとっては最高なんですよ。
というのも、従来の退職金制度だと勤続年数が30年くらい無いと大した金額を貰えなかったのに対して、企業型DCなら働いた月の分だけ確実に元本が積み上がり、自分で投資対象を選んで効率的に運用すれば早期リタイアでもかなりの額になります。
満額拠出すれば例えば勤続10年でも元本660万円になり、これが年利数パーで運用されるのでかなりの額を期待できるでしょう。
しかもこの企業型DC、退職したタイミングでidecoに移管してそのまま運用を続けられるのです。
退職後は積み立てを続行するのも停止するのも自由ですが、働いた間に積み上げた資産は複利の力で確実に増え続けてくれる訳ですね。
終身雇用制度が崩壊して転職が当たり前になった影響で導入が増えているらしいですが、最初の一社でたんまり金を貯め込んでリタイアしようとしている僕のような人間にも嬉しい優良制度。感謝。
あとは以下のようなメリットもあります。
- 掛金が全額所得控除の対象になる
- 運用益が非課税になる
- 運用に関わる事務費用が会社負担
どれも嬉しいですが所得控除は特に嬉しいですね。
所得税や住民税の負担を軽減することにより効率的に投資元本を確保できるという訳です。
具体的には、満額の27500円を拠出する場合、課税対象の給与が実際より27500円低いものとして計算されます。
実際どのくらい得になるの?と思ったので、初任給&毎月27500円拠出という条件でざっくりシミュレーションしてみました。
(入力情報が同じなのに結果が変わるのはなぜでしょう…?)
各種手当を給与に含めてなかったり1年目は住民税が無かったりするので不正確ではありますが、最低でも年間5万円は優遇されると考えたら利用しない手はありません。
運用益非課税についてはまあNISAと同じようなもんです、事務費用は誤差の範囲内。
一方で大きなデメリットもありまして、これ60歳まで引き出せないんですよ。
なので完全に老後資金って感じですね、国民年金と厚生年金だけじゃ足りないので、それを補うイメージ。
60歳までの生活資金はNISAや特定口座で賄っていく予定なので、個人年金と割り切ってしまえば大したデメリットでは無いかなと。
そんな訳で、企業型DCを給与から月27500円拠出していきます、年額にして33万円。
会社負担分と合わせて年額66万円になります。
これは毎月給与から天引きされるもので、基本的に銘柄変更なども行わないので、真の意味でのほったらかし投資という感じです。
とりあえず運用益の経過報告だけは行います。
最後に、肝心の投資対象について。
元本確保型商品や債券インデックスなどは長期での安定的なリターンが見込めないので論外として、株式インデックスの中から選びます。
研修まで商品ラインナップが分かりませんが、さすがに国内株式・先進国株式・新興国株式・全世界株式の4種類くらいはあるでしょう。
60歳まで、つまり2060年頃まで引き出せないという前提を考えると、アメリカの覇権が終わることまで考慮して全世界株式を選ぶのがベストかな、と素人なりに考えています。
全世界株式が無ければ先進国株式と新興国株式を適当に組み合わせます。
国内株式はちょっとね、人口が減り続ける国の成長に賭けるのはリスキーでしょう。
投資を通じて外国の成長を享受して資産を増やした上で、暮らしやすい日本でダラダラ生きる。これが僕の理想形です。
そんなわけで、僕が一番危惧しているのはこの国での生活が快適でなくなることです。
経済成長はそこまで期待していないので、リタイア生活を存分に満喫できるような平和国家であり続けて欲しい、というのが僕の切なる願いです。
なんか本題からズレてきたのでここで終了!
次の記事ではNISAについて書きます。