どうも、入社を翌々日に控えて震えが止まりません。
この記事は入社直前に己の労働観・人生観を整理するためのものです。
もし数ヵ月後に仕事最高!死ぬまで働くぜ!なんて言ってたら「ああ、こいつはこんな記事を書く気概があったのに結局会社に洗脳されてしまったんだな」と哀れんでやってください。
あとは数少ない読者の皆さんに僕という人間の内面を知ってもらう狙いもあります。
リアルでは関わりたくない人間だなと思われること請け合いですが、「こんな奴が書いてるんだ」という理解があった方が読みやすいと思うので。
リタイアを目指すロジック自体は極めて単純です。
「生きるためには金が必要→金を稼ぐためには働く必要がある→十分な金が貯まれば働く必要なし」というだけのことです。
なのでもし道端で10億円を拾えば当然入社を辞退しますし、仕事が人生における最上の楽しみとなれば定年まで働きます。
前者は置いておくとして後者には一定の可能性がありそうですが、僕という人間においてはまあ無いかなと思っていて、だからこそこのブログを始めた訳です。
このブログを最初に見たとき、あなたはどういう印象を持ちましたか?
社会を舐めたクソガキだなと思ったならそれは当たっています、実際僕は社会の厳しさなど殆どわかっていないでしょう。
しかし23年も生きれば自分がどういう人間なのかは大体わかっているものです。
人生を振り返った時に、自分は社会生活に向いていないなと思うことが何度もありました。
この記事ではそれらを吐き出して己を見つめ直します。
曖昧な記憶ですが、小学校の時に「日本と海外の労働観の違い」みたいな授業があったんですよ。
たしか「日本人は労働に人生の意義を見出す傾向があり、海外は労働を余暇を楽しむための手段だと捉える傾向がある」みたいな内容だったと思います。
当時の僕には将来の夢がありませんでした。
サッカーをやっていたので一応サッカー選手ということにしておきましたが、実力と向上心のなさには自覚的であったため実際には夢でもなんでも無かったのです。
しかし、この授業を受けて「将来の夢なんて仕事じゃなくてもいいじゃないか」という考えが芽生えました。
つまり、仕事を金を貯める時間と割り切り、プライベートを楽しく彩ることで幸福の最大化を図ろうということです。
もちろん当時はここまで整理された思考では無かったはずですが、会社は金を稼ぐための手段であって自己実現の場にはしないという僕の軸は、当時に形成されたものなのかもしれません。
その後、中学ではサッカー部に所属しましたが下手くそでした。
ボールを蹴ること自体は好きでしたが試合は極端に嫌いでした、なぜならそれを責任の押し付け合いと捉えていたからです。
同級生に上手い人が何人かいて、彼らはミスした人間に対し舌打ちしたり怒鳴ったりするのが当たり前でした。
今思えば彼らが部活に本気で向き合っていた証拠とも言える訳ですが、その感情は僕には理解できませんでした。
僕にとって回ってくるパスは時限爆弾のような感覚でした。
普通なら自分の下手さに不甲斐なさを覚えて必死に練習に励むのかもしれませんが、僕にはそんな発想はありません。
上手くなりたいという思いは1ミリくらいあったかもしれませんが、「チームに貢献したい」みたいな考えは微塵も無く、怒られたくないという一心で試合に参加していました。
3年夏の最後の試合、ベンチに座る僕が何を考えていたか分かりますか?
「帰りたいから早く負けてくれ」です。
2年以上一緒に練習したら普通は情が湧くものなのかもしれませんが、僕の心は動かざること山の如し。
それどころかやっと責任の押し付け合いから開放されたよという喜びすらありました。
高校では新しく個人競技を始めましたが、こちらでも上手くなりたいなんて気持ちはありませんでした。
むしろチームスポーツと違って責任感が皆無なため更にモチベが低かったかもしれません。
先輩に「これが出来ない1年は君だけだよ」と説教されたことがありましたが、その時の感情も周囲から視線を感じる羞恥心のみでした。
負けても悔しくないし勝っても大して嬉しくない、体は動かすけど心は全く動かない3年間でしたね。
そんな感じでまたもや惰性で部活を終えました。
これらのエピソードを見てわかる通り、僕は極めて利己的な人間です。
自己愛ばかりが強いので自分の失敗やそれに付随する周囲の怒りには人一倍敏感ですが、向上心やチームへの帰属意識など社会人に必要とされる要素をもちあわせておりません。
ただし周りに迷惑をかけたくないという気持ち自体はあるので、できる限り「真っ当な社会人」に擬態するつもりです。
また、部活という組織に属した動機としては、「周りが参加しているから」「親が勧めるから」という自分の意志以外の部分で動いていた訳です。
結果的に惰性で最後まで続けましたが、これは会社に置き換えると非常に危険なことです。
「金はたんまり貯まったけど世間体を気にして定年まで働く」こんなことがあってはなりません、そうならないためにこのブログを始めたのです。
長い長い自分語りになりそうです、次の記事へ続く…